ラグビーの国際統括団体であるワールドラグビー(WR)は1日(日本時間2日)、ロンドンで年間表彰式を開き、年間最優秀チームや年間最優秀選手など各賞の受賞者を発表しました。
その中で、今年から新設された「W杯史上最高の瞬間」。この賞はフェイスブックと連動した投票で決定、ファンの投票によって決まる賞で、日本の対南ア戦の大金星も候補の1つとして挙がっていました。その他、
- 2003年大会決勝でイングランドのSOウィルキンソンが延長戦終了間際に決めた劇的なDG
- 1999年大会でフランスがニュージーランドを破った準決勝
- 1995年大会準決勝のイングランド戦でニュージーランドのWTBロムーが相手をなぎ倒して決めたトライ
が候補に挙がっていました。
これら候補もかなり劇的なものですが、いかんせん少し古くつい先日の日本の大金星と比べると知ってる人少ないんじゃないか?w
この賞は日本が獲るために作られたんじゃないか??wなんて事をちょっとだけ思いつつ、見事半数以上の票を得て、日本の大金星が「最高の瞬間」に選出されました!
ファンが純粋に決める、ということに価値のあるこの賞。この受賞で五郎丸歩選手は「受賞をうれしく思う。多くの世界中のファンが選んでくれたということで、成し遂げたことの大きさを感じている。この賞に恥じないよう(日本で開催される)2019年W杯に向けてさらに努力していきたい」とコメント。
そして、ジョーンズHCは「強豪を弱小チームが倒すというのは、ラグビーではあまり起こらない。おとぎ話なんだ。でもそのおとぎ話が現実で起きたんだ。」と受賞を喜びました。
ラグビーでは、接触プレーが多く試合時間も前後半40分ずつと長く相撲のように大金星が起こるということはまずありえないのです。
そんな中でのこの大金星は本当におとぎ話であり奇跡であり歴史的偉業であり、そして「最高の瞬間」だったのです。
最後にその「最高の瞬間」、もう一度ご覧下さい。