2015年、(私の)プロ野球黄金期を支えた選手たちが引退していくなか、まさかの耳を疑いたくなるような選手が引退しました。
その選手は山本昌広投手。
現在、齢50にして現役バリバリ、中日ドラゴンズ32年在籍、いつまでも現役を続けるサッカー界のカズのような存在でいつまでも引退しないと、そう思っていましたが、ついにこの日がやってきてしまいました。
独特なフォーム、指を舌で舐める・投げる際に舌をぺろっと出すその癖は山本昌の象徴。
速球は138km/h前後と遅いながらも、落差のあるスクリューやカーブスライダーを武器に一流選手として活躍していました。
10月7日、CS進出の掛かった広島にとっては大事な一戦。そこに山本昌は先発としてマウンドに上がりました。
32年間の重みはずっしりとくるものがあります。ジャイアンツキラーとして星野監督の元、マウンドで闘志を燃やしていた山本昌選手の姿は今でも目に焼き付いています。
32年間お疲れ様でした。