今年のWBCで日本は優勝できるのか?
いよいよ始まるWBC2023。一体、日本は優勝できるのでしょうか?
3月8日から開幕されるワールドベースボールクラシックは、日本だけではなく世界中の野球ファンが首を長くして待っていた国際イベントで、野球の世界一を決定する最も誇り高い大会でもあります。世界20か国が予選やシード権を経て参加しますが、プールAからプールDまでの4枠に分かれ、1プール5国で構成されます。もっとも、日本が出場するプールBの開催地が東京ドームということもあり、盛り上がりも半端いといった雰囲気です。
スポーツベッティングでもワールド ベースボール クラシック賭けが可能ですので、ぜひ、スポーツニュースや過去の成績を研究してベッティングにチャレンジしてみましょう。ワールドベースボールクラシックオッズも発表されていますが、日本優勝の期待値を示すオッズは4.5(ブックメーカーによって異なる)で第3位となっています。さて、今年のワールドベースボールクラシックで日本は優勝を決めることができるのでしょうか?
ここでは侍ジャパン「優勝」にフォーカスし、2023年のWBCで勝てるかどうか?わかりやすく解説します。
1次ラウンド:トップ通過はほぼ確実視
日本の勝利に焦点を置けば、最初の1次ラウンドでトップ通過する可能性は極めて高いと言えます。
まず、ワールドべースボールクラシックは全4プールの枠組みでスタートします。日本は中国、韓国、オーストラリア、チェコ共和国のいる「プールB」で、まずこの1次ラウンドでライバル4か国との総当たり戦になります。そして、上位2か国が次の準々決勝ラウンドに進みます。
プールBの1ラウンドで最も日本の勝利を脅かす国と言えば「韓国」です。そうとは言いながら、現在の韓国の勝利オッズは15.1倍で第7位。日本が4.35倍で第3位ですから、ワールドベースボールクラシックオッズ的にはほぼトップ通過は確実視されています。
その他、オーストラリアが63倍、中国が140倍、チェコ共和国が200倍となっており、過去の成績やオッズの高さを見る限りでは、日本代表チームがトップで通過する可能性は非常に高いと言えます。もっとも、記録に新しいFIFAワールドカップカタール大会では初出場国が勝利を決めた例もあるので、今回のWBC初出場国であるチェコ共和国の存在も甘く見るべきではないでしょう。
また、戦略的な観点では効率的な得点獲得を左右する「打順」も重要です。メディアでは侍ジャパンの最強打者は大谷翔平選手とする声が多い中、勝利を意識した打順戦略では「大谷選手は2番が最適である」という意見も専門家の間で出ています。波に乗った試合展開を見せるためにも、栗山監督の手腕を軸に、いかに効果的な打線を組めるかが鍵となるでしょう。
現在、ワールドベースボールクラシックオッズは優勝国を予想するアウトライトでドミニカ共和国が3.1倍、米国が3.2倍、続いて日本が4.35倍となっています。
準々決勝:有利なポジションで突破する
順々決勝戦では各4プールからトップ2チームが参戦し、合計8チームで戦いを進めていきます。ここでプールA、プールB、プールC、プールDのトップチームが選ばれるわけです。
例えば、プールAを見てみましょう。優勝オッズが14.1倍となっているキューバには、新たに日本ハムに参入したA・マルチネス捕手が代表選手として選ばれています。興味深いのは、日本を知る彼が「日本を警戒せよ、トップ3に入るのは間違いない」と語ったことです。佐々木朗希選手をはじめ、注意すべき選手は数人いると加えた上で、「日本はドミニカ共和国や米国に並ぶ3強」と話しています。キューバは過去に準優勝の経験が一度あり、メジャーリーグで活躍する選手も多い国としても知られていますよね。
その他、キューバ代表には以前ソフトバンクに所属していたデスパイネ・グラシアル選手もいます。言ってみれば、日本の野球スタンスや傾向がすでに研究されている…ということになりますが、総じて日本は「緻密な戦略を持つ」というイメージがあるので、準々決勝で対戦国がどのような作戦で挑んでくるか?この部分も注目されています。
ちなみにキューバはプールAでトップ通過が有力とされる国です。つまり、準々決勝で戦う可能性があるということですね。ですので、最も軽視できないライバル国だとも言えるのです。
もう一つ、侍ジャパンが対等なポジションで戦わなければならない相手がいます。それが「プエルトリコ」です。プエルトリコは現在、ワールドベースボールクラシックオッズ・アウトライトで8.55倍。日本に続く4位にランクインしており、優勝候補トップのドミニカ共和国のいるプールDで1次ラウンドを戦います。
オッズを見ても理解できるように、プールDではドミニカ共和国とプエルトリコがトップ2に残ることが予想されますので、いずれかの段階で日本代表チームと当たる可能性があります。過去に5回の出場経験があり、準優勝を2回経験している強豪国ですので、侍ジャパンも石橋を叩いて渡るほどの慎重さで、ここは確実に勝利をものにして欲しいですね。
そうとは言いながら、メジャーリーガーの数や過去の実績を軸に考えれば、ワールドベースボールクラシックで2連勝を収めている日本はかなり有利だと考えられます。このような背景から、準々決勝も日本代表チームは有利なポションで勝利することが予想されます。
準決勝:大谷・村上を軸に完全打撃と完全守備に徹底
ついに4強が集う準決勝では世界の強豪国が肩を並べます。日本も4強に入る可能性が高いとメディアで伝えられていますが、これは純粋に憶測だけを乗せているわけではなく、豪華な選手陣の過去の実績と直近のデータに基づいた結果となっています。
ここで改めて、侍ジャパンに選ばれたメンバーを振り返ります。
投手:ダルビッシュ、大谷、佐々木、山本など計15名
捕手:甲斐、大城、中村
内野手:村上、源田、牧など計7名
外野手:近藤、鈴木、吉田など計5名
総勢30名
今回のWBC選抜メンバーには5名のメジャーリーガーがいますが、米国の厳しい環境で戦ってきたという自信と強さがあります。それに加え、国内プロ野球の本塁打王や東京五輪の経験者もいるため、今回は「WBC史上最強のチーム」が形成されたと言わざるを得ません。
その中でもホームランを量産中のヤクルト・村上選手は、ダイナミックなパフォーマンスが自慢なので、打点王としてのパワーを世界の舞台で見せてくれることが期待されます。
ご覧のように、チームの要となる投手陣も豪華絢爛です。栗山監督がどのように投手陣営を回していくかに注目が集まりますが、エンゼルスの大谷投手を筆頭に、パドレスのダルビッシュ投手も肘と肩への不安を払拭し準備万端です。もちろん、決勝戦のみならず、1次ラウンドから登板する意欲を見せています。
二刀流で相手に攻め寄る大谷選手は侍ジャパンの切り札となる人物。米国でもファンが多いので、声援を追い風に変えれば最高のピッチングを実現できるでしょう。
また、準決勝ゲーム以降は米国のフロリダ州マイアミのローンデポ・パークで行われることから、米国の雰囲気に慣れ親しんだメジャーリーガーには絶好の条件となります。カージナルスのヌートバー選手、カブスの鈴木選手も米国内でのファンを味方に最高のパフォーマンスを見せてくれるのではないでしょうか?
決勝戦まで勝ち進んだ場合、日本代表チームはドミニカ共和国か米国の代表チームと戦う可能性が高いです。そうなると、両者が得意とする激しい打撃戦にもつれ込むことが予想されます。
ことにWBCの決勝戦は、打って、打って、打ちまくる!そんなスタンスしか通用しない雰囲気が漂っており、それに加えてスピード感あるミスのない守備と、チャンスを得点に結びつけるインテリ打撃が必要になってきます。
栗山監督の駒の動かし方で試合展開は好天気にもあり枠天候にもなり得ますが、何より「個」ではなく「チーム」としてまとまっていけば、野球界で最高峰のタイトルを獲得するチャンスも広がってくるでしょう。現にそう多くの代表選手が語っているのも事実です。
その他、日本代表チームを勝利に導くためには、打撃の軸が村上であること、そして、シーズンを通してエラーがたったの12個という優秀捕手・大城の登板を考えることでしょう。さらに、今回のWBCが2回目の出場となる山田選手は、前回の大会で27打数8安打、2本塁打という輝かしい成績を残しています。再度、6年前の好プレーが実れば、侍ジャパンの勝利に貢献できることは間違いありません。
実際、米国のメディアも、日本代表チームに選ばれたMLB、NPBのトップ・プレーヤーに熱視線を送っているほどで、こういった強い期待感を真摯に受け止めれば、侍ジャパン3回目の優勝も夢ではないと言えます。
まとめ
今年のワールドベースボールクラシックで日本は優勝するのか?究極のところ、決勝戦まで順調に進み、世界一を決める勝利を収める可能性はかなり高いと言えます。実際、ワールドベースボールクラシックオッズでは日本は4.35という輝かしい数字が提示されています。
一方、1位のドミニカ共和国は3.1倍、米国は3.2倍となっていますが、メジャーリーガー5人の勢いと実力、国内プロ野球トッププレーヤー陣の硬く確実な攻め、そして栗山監督の指揮官としての本領が発揮されれば、オッズにも変化が現れてくるでしょう。2009年以来、日本が3回目の優勝タイトルを奪還することもできるかもしれません!
日本代表チームのいるプールBは東京ドームで開催されます。ホームゲームのメリットを最大限に活かして、優勝まで一直線に突っ張っていって欲しいですね。また、スポーツベッティングはライブがおすすめです。ワールドベースボールクラシックオッズは試合展開によって数秒ごとに変わります。ぜひ、日本の侍ジャパンに声援を送りながら、ベッティングにもチャレンジしてみましょう。